11
05
2026
simultaneous interpretation vs consecutive interpretation

20人・50人・100人の会議に必要な通訳機材は?

まず会話の形式、言語、会場を整理し、その後に受信機などの台数を決めます。参加人数だけではブース数や通訳者の体制は決まりません。

ヘッドホンを数える前に用途を確認

誰がどの通訳言語を聞くのか、登壇者が言語を切り替えるのか、質疑応答や会場移動があるのかを確認します。逐次通訳には独立した聴取チャンネルは不要ですが、マイクや拡声が必要になることがあります。同時通訳には適切な音声チャンネルが必要です。

構成例と確認すべき制約

規模・形式検討する構成注意点
20人、固定会場の二言語会議必要に応じて拡声する逐次通訳、または確認済みの同時通訳構成と受信機。少人数でも音響環境が悪い場合がある。携帯型機材では通訳者を周囲の騒音から隔離できない。
50人、一会場の会議ブース、操作卓、発言者の音声、受信機、ヘッドホン。質問用マイク、視界、電源、事前試験。
100人、複数言語・分科会言語別チームとチャンネル、会場別機材、技術調整。並行セッション、移動、ハイブリッド参加。

「50人ならブース1台」という一律の対応はありません。使用言語、通訳方向、同時に使う会場によって構成が変わります。

機材と支援の役割

  • ブースと操作卓:通訳者の作業場所と音声操作。登壇者や資料が見える配置を確認します。
  • 受信機とヘッドホン:同時利用者分を準備。予備、充電、配布方法も決めます。
  • マイクと拡声:通訳者と聴衆に明瞭な音声を届けます。マイクなしの発言は通訳者に聞こえない場合があります。
  • 技術支援:接続、試験、音声監視、障害対応の範囲を見積もりで定めます。

ハイブリッド会議の追加確認

会場音声、通訳チャンネル、TeamsやZoomなどの遠隔参加者を正しく接続する必要があります。テーブル中央のパソコン内蔵マイクだけでは不十分な場合があります。遠隔通訳サービスと構成を確認してください。

実例:カンヌで受信機60台

Cineum CannesのCTM案件では、通訳者2人、ブース、無線受信機60台、技術支援を用意しました。台数は申告された聴取ニーズに基づき、会場規模だけで決めたものではありません。

会場図、プログラム、言語、聴衆数を担当チームへお送りください。見積もりでは機材と支援の範囲を確認します。

This article has been written by Fabrice

Economist, linguist and investor, Fabrice is the co-founder of Cultures Connection, where he holds the position of Operations Director.